最近、母とでかける用事があったときに、
母が水筒につめたい緑茶を持ってきていたんです。
ちょっと、もらったら おいしい!
苦味が少ないけど、香りはしっかりあって、
口の中がすっきりする感じでした。
お湯で煎れた緑茶を冷ましたのだと思って聞いたら、
「冷たいお水で出したのよ。」とのこと。
水出し緑茶の効能って?
母にもらった水出しの緑茶がとってもおいしかったので、
水出し緑茶について、調べてみました。
水出し緑茶の効能と聞いて、
え?お湯出しと違うの?と思いませんか?
実は、水出し緑茶は、水出し緑茶ならではの効能があるんですって。
一番注目したいのは 免疫力アップ です。
お茶といえばカテキンが多く含まれるといわれていますが、
カテキンには
・エピガロカテキンガレート(EGCG)
・エピガロカテキン(EGC)
・エピカテキンガレート(ECG)
・エピカテキン(EC)
の4種類があります。
EGCGは、炎症やアレルギーの抑制効果があることがわかっています。
一方EGCは、マクロファージを活性化させ、
免疫力を高めることがわかってきました。
カテキンは高温で溶けやすい性質を持っていますが、
冷水で抽出するとEGCGを抑え、EGCが多く抽出されます。
4℃で1時間かけて入れると、
EGCがEGCGの4倍以上になるという報告もあります。
2番目は 美容効果 が高いということです。
水出し緑茶は ビタミンCが豊富に含まれます。
ビタミンCはメラニン色素の皮膚への沈着を防ぐといわれていて、
美白に欠かせない成分です。
もともと緑茶はビタミンCが豊富ですが、
水出しすることで熱にさらされることがありません。
その他にも、
水出しすることによって、
カフェインが溶け出しにくい。
渋みを抑えることができる
といった効用もあります。
水出し緑茶とお湯だし緑茶の違いは?
水出し緑茶がエピガロカテキン(EGC)の量が多くなるのに対し、
お湯だしの場合は、
エピガロカテキンガレート(EGCG)の量が多くなります。
EGCGは、炎症やアレルギーの抑制効果があることがわかっています
一部のがん細胞に作用して、増殖を抑える働きがあるともいわれています。
また、お茶に含まれるカフェイン(苦味成分)、カテキン(渋味成分)は
お湯の温度が高いと溶けやすい性質があります。
60℃以上で溶け出す量がぐっと増えます。
なので、
苦味や渋味が苦手な方や、夕食後などは水出し緑茶がおススメですし、
昼食後の眠気覚ましや
しゃきっとしたいときなどはお湯出し緑茶がおススメです。
水出し緑茶のおいしい作り方は?
水出し緑茶は、
できるだけ低温でじっくり抽出したいので、氷を使います。
<用意するもの>
・お好きな緑茶(500mlのポットで茶葉 約10g)
・氷
・冷水ポットや急須など
<作り方>
1.冷水ポットや急須の底に茶葉を広げて入れ、
容器が一杯になるまで氷を入れる。
2.そのまま 常温で置いておくか、冷蔵庫に入れておく。
(常温だと3~4時間、冷蔵庫だと一晩)
3.氷が完全に溶けたら、軽く混ぜる。
底に沈んだお茶のエキスを混ぜる感じで。
寝る前に作って冷蔵庫に一晩 放置しておくのが便利です。
前の晩に作り忘れたけど、
持って出たいというとき私は、
保冷用水筒に、お茶パックに入れた茶葉を入れ、
その上から氷を8分目くらいまで入れて、
少し水を足して持っていくようにしています。
まとめ
免疫力アップや美容効果と聞いたら、
夏にはこれしかないという感じで、
最近は水出し緑茶を飲んでいます。
苦味や渋味が抑えられているので、
子どもも飲んでくれるのがうれしいです。
カフェインも少ないので安心ですしね。
冷たい・熱いという違いだけでなく、
水とお湯で抽出される成分が違うなんて、驚きです。
体の調子や気分によって、飲み分けしたいなと思います。