セスキと過炭酸ナトリウム違いは?使い分けは?混ぜるのはいい?

セスキや過炭酸ナトリウムは、
ナチュラル洗剤として注目されていて、
最近は100円ショップなどにも売っていますよね。

我が家でも、洗剤の種類を少しずつ減らしているので、
セスキや過炭酸ナトリウムの出番が多くなってきています。

先日、セスキがなくなって、
買いに行かなきゃなと思いながら、
過炭酸ナトリウムで代用できないんだっけ?
と疑問に・・・。

そもそも、この2つの違いは何だっけ?

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セスキと過炭酸ナトリムの違いは?

セスキとは『セスキ炭酸ソーダ』というアルカリ剤のことを指します。

過炭酸ナトリウムとは
一般的に『酸素系漂白剤』として売られていることが多いですが、
これもアルカリ剤です。

セスキと過炭酸ナトリウムはどちらもアルカリ剤ですが、

セスキを水に溶かした水溶液は ph9.8 の弱アルカリ性
過炭酸ナトリウムの水溶液は ph10.5 の弱アルカリ性

過炭酸ナトリウムの方はアルカリ度は高いです。

また、どちらも水に溶けやすい性質を持っています。
セスキの方がより溶けやすいです。

過炭酸ナトリウムには漂白効果があるのですが、

過炭酸ナトリウムの水溶液を加熱すると、
過酸化水素が水と酸素に分解され、
このときの酸化力が漂白効果となります。

40度以上のお湯で漂白効果がありますが、
高温になるほど、反応が活発になり漂白効果もアップします。

沸騰させると、反応が活発になりすぎて、
漂白前に分解してしまうこともあるので注意です。

また、過炭酸ナトリウムは水に溶けると、
過酸化水素を放出して炭酸ソーダになります。

そうなると、漂白の効果は失われてしまうので、
水がかからないように保存する必要があります。

ただし、密閉容器での保存は不向きです。

空気中の水分くらいでは、漂白効果は失われないのですが、
わずかではあっても、過酸化水素が発生することがあるので、
密閉してしまうと、過酸化水素がたまって容器が変形したり、
破損するような自体になることも・・・。

違いをまとめると

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セスキと過炭酸ナトリウムの使い分けは?

セスキと過炭酸ナトリウムの
それぞれの特徴を活かした使い方としては、

●セスキ
アルカリの性質を活かして、
軽い油汚れやたんぱく質汚れ、手垢、石鹸カス、皮脂汚れに効果的。
また、酸性の汚れを中和して、同時に汚れの臭いの発生を予防できる。

・ガス台等 キッチン周りの油汚れ落とし
・スイッチ類などの手垢や埃落とし
・お風呂グッズの汚れ落とし
・軽い油汚れやたんぱく質系の汚れの洗濯(つけ置き)
・生ゴミの腐敗臭予防
・排水口まわりの悪臭予防

●過炭酸ナトリウム
漂白効果を活かしてたんぱく質汚れや皮脂汚れなどの染みに効果的

・食べ物によるものや、ワインなどの水溶性の染み落とし
・衣類の黄ばみや黒ずみ落とし(色柄ものも可能)
・食器などの茶渋落とし
・カーテンのカビ取り
・水筒のパッキン類やまな板などの漂白

とこんな感じでしょうか。

過炭酸ナトリウムの漂白効果は、
40度以上のお湯を使うことで効果がアップします。

水に溶かすと、漂白効果は半減しますが、
アルカリ剤として使うなら水に溶かして使うのもありです。

ただし、密閉容器で水溶液を作るのは避けましょう。
セスキの水溶液のように、スプレーボトルに入れることも避けましょう。

セスキと過炭酸ナトリウムは混ぜて使ってもいい?

セスキと過炭酸ナトリウムは混ぜて使ってO.K.です。

というか、一緒に使うことで、
より効果を引き出せることもあります。

例えば、お洗濯ですが、

過炭酸ナトリウムの漂白効果は、
活性酸素の発生で起こるのですが、

汚れが残っていると、その汚れを分解するために
活性酸素が使われてしまって、肝心の漂白効果が小さくなってしまいます。

なので、セスキを使って落とせる汚れは落としておくと、
過炭酸ナトリウムの漂白効果がしっかり活かせることになります。

カビ落としなども、先にセスキでしっかり洗ってから、
過炭酸ナトリウムで洗うと効果的です。

まとめ

違いがわかってくると、
今までかなり適当に使っていて、
良さを活かしきれていなかったなと反省でした。

家中の掃除に使えるといっても過言でない感じ?

カビ落としで、ちょっと気になっているとことがあるので、
早速セスキ&過炭酸ナトリウムで挑戦したいと思います。

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