秋は気候がよく、
やりたいこともいっぱい。
読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋と
○○の秋と言われていることがたくさんありますが、
そもそも、○○の秋って、誰がいいだしたことなんでしょうか?
○○の秋の由来は?
食欲の秋、読書の秋、勉強の秋、
スポーツの秋、芸術の秋・・・
○○の秋のフレーズってたくさん出てきますよね。
それだけ、定着もしているということなのでしょうが、
○○の秋の由来は何なんでしょうか?
たくさんある○○の秋ですが、
ひとつの出所があって、
そこから派生したというわけではないようです。
それぞれ、別の出所から、
いろいろな理由をもって使われるようになったといわれています。
ただし、明治以前では、あまり見当たらない表現で、
大正以降に多く使われるようになった言葉といわれています。
文化を楽しむ社会的なインフラが整い、
日本が近代化していくとともに、広がったという見方がされています。
代表的な『○○の秋』として
・食欲の秋
・読書の秋
・スポーツの秋
についての由来をみていきましょう。
食欲の秋の由来は?
秋は様々な食べ物が実りの時期を迎えます。
そのために、
実りの秋、収穫の秋
なんて言葉もありますよね。
秋の味覚といって思い浮かぶものはたくさんあります。
栗、さつまいも、梨、ぶどう・・・
そして、日本人の主食となるお米も秋に収穫されます。
食べ物が豊富にある時期=食欲が盛んになる
ということで、「食欲の秋」 といわれるようになったと考えられています。
また、「天高く馬肥ゆる秋」という言葉が
「食欲の秋」の元となったとも言われています。
読書の秋の由来は?
「読書の秋」というイメージの元になったのは、
古代中国の韓愈が詠んだ詩
「灯火親しむべし」
(秋の夜長は明かりをつけての読書に適している、という意味)
だといわれています。
秋の暑すぎず、寒すぎずの気温が
読書など集中して物事をするのに適していることも
理由のひとつと考えられます。
スポーツの秋の由来は?
昭和2年(1927年)9月25日の『朝日新聞』で
「スポーツの秋」という見出しが使われました。
その後、東京オリンピックの開催後に定着したといわれています。
10月10日が体育の日であったことからも、
ピッタリの表現であったのでしょう。
(現在は10月の第2月曜日が体育の日です。)
また、気候的に秋はスポーツに適しています。
運動によって代謝を高めるのは、
9月から11月の気候だといわれています。
まとめ
たくさんの○○の秋がありますが、
みなさんの『○○の秋』はなんですか?
いろいろ見ていても、
秋の気候が何をするにしても適しているのでしょうね。
みなさんも、自分の○○を見つけて、
素敵な秋をお過ごしください。