暑さが厳しくなってくると、
なんとなく体がだるく、食欲もなくて・・・
「夏ばてかな?」と思うことありますよね。
夏ばてになるメカニズムを知って、
夏ばて予防と解消に効く食事で夏を乗り切りましょう!
夏ばてとは?その原因と症状
夏ばてがおこる大きな原因は3つあります。
それに伴いさまざまな症状がでてきます。
◎体内の水分とミネラルの不足
気温が上昇すると、体温を下げるために汗をかきます。
汗は体内の水分と一緒にミネラルを体外へ出すので、
ミネラル不足となり不眠症や食欲減退などさまざまな症状を引き起こします。
また、大量に汗をかくと脱水症状を起こすこともあります。
◎消化機能の低下
暑いと胃腸の消化機能が低下してしまいます。
胃腸の働きが悪くなると
食欲減退や食欲不振などの症状が出てきます。
そのため、体に必要な栄養素が不足して
体のだるさといった症状が出やすくなります。
◎自律神経の不調
暑さと冷房による冷えの繰り返しによって
体温を調節する自律神経が気温の変化に対応しきれなくなり、
自律神経の不調を引き起こします。
自律神経は循環器、消化器、呼吸器などの活動を調整する神経で
全身の機能に影響を及ぼします。
全身の疲労感やイライラ、無気力感、下痢・便秘、立ちくらみ等
さまざまな不調を感じるようになります。
夏ばての原因は、
それぞれがそれぞれを悪化させる原因となり、
悪循環に陥ってしまうことがあります。
夏ばてがひどくなるのは、この悪循環が原因とも言われています。
夏ばて予防&解消に効く食材は?
夏ばて予防&解消にオススメの栄養素は、
疲労回復に効くとされる
・ビタミンB1
・アリシン
・クエン酸
ストレスへの耐性を高めてくれる
・ビタミンC
です。
<ビタミンB1>
ビタミンB1は糖質をエネルギーに変えるときの手助けをしてくれる栄養素です。
ビタミンB1が不足すると ブドウ糖がエネルギーに変わらず、
疲労物質となり体内に蓄積されます。
ビタミンB1を多く含む食材は
うなぎ
豚肉
ぶり
大豆
モロヘイヤ
玄米
ほうれん草 など
<アリシン>
ビタミンB1は一定量以上になると体に吸収されにくくなる特徴があります。
これを吸収しやすくするのがアリシンです。
アリシンを多く含む食材は
にんにく
ニラ
ねぎ
玉ねぎ など
<クエン酸>
クエン酸は疲労回復の原因となる乳酸の排出を促してくれます。
クエン酸を多く含む食材は
レモン
オレンジ
グレープフルーツ
梅干し など
<ビタミンC>
ストレスが増えると、消化機能が低下したり
自律神経の不調につながり、夏ばてを促進してしまいます。
ビタミンCはそのストレスへの耐性を高める効果があります。
ビタミンCを多く含む食材は
枝豆
トマト
かぼちゃ
モロヘイヤ
ゴーヤ など
夏ばて予防&解消に効くメニューは?
先にあげた食材を組み合わせたお料理が
夏ばて予防&解消に効くメニューとなります。
たとえば
・玉ねぎたっぷりの酢豚
・豚しゃぶ(タレににんにくや玉ねぎの摩り下ろしを)
・レバニラ炒め(レモン汁をかけるとレバーの臭み取りにも効果的)
・卵と玉ねぎのうな丼
・夏野菜のカレー(玄米で)
また、献立にトマトや柑橘系のフルーツなどのサラダを加えることで、
夏ばて防止&解消になります。
まとめ
夏を乗り切るために大切なことは
睡眠・運動・食事 と言われます。
食事をしっかりとることはもちろんですが、
十分な睡眠を取ること、適度な運動をすることも大切です。
暑さに負けず、夏を元気に乗り切りましょう。