紫外線対策その前に 本当に知ってる?日焼け止めのSPFとPA

sigaisen01

日差しがきつくなると、気になるのが紫外線。

日焼け対策をしているという人も多いと思いますが、
日焼け止めの書かれているSPF値とPA値のことって正しく知っていますか?

スポンサーリンク

紫外線対策・・・まずは紫外線について知ろう

肌のしみやくすみの原因になり、
最近では皮膚がんへの影響も強いといわれる紫外線。

紫外線は人間の健康や環境への影響から、

UVA(紫外線A波)
UVB(紫外線B波)
UVC(紫外線C波)

の3種類に分けられています。

この中で地表に降り注いでいるのが UVAUVBです。

UVAは、肌の奥にまで到達し、
シワやタルミ、将来的なシミの原因になります。

UVBは、表皮を中心にダメージを与えます。
肌の炎症、いわゆる日焼けを起こす原因となり、肌を黒くする作用もあります。

なんと地上の紫外線の約95%が UVA なのです。

日焼け止め SPFとPAの違い

“SPF”はSun Protector Factor の略語
“PA”はProtection of UVA の略語です。

簡単に説明すると

SPF・・・UVB(紫外線B波)をブロックできるUVBカット量を示すもの
PA・・・UVA(紫外線A波)をブロックできるUVAカット量を示すもの

となります。

【SPF】

紫外線の強いところで、日焼け止めクリームなどを使わずに過ごした場合、
肌が赤くなってくるまでの時間を基準にします。

肌が赤くなってくるまでに20分かかる人は、
この20分という時間を SPF1 とします。

つまり、日焼け止め商品に記載されている SPF20 というのは、
20×20=400分(7時間程度)紫外線(UVB)から肌を守るという意味になります。

スポンサーリンク

ちなみに、肌が赤くなるまでの時間が10分という人は
SPF20では、20×10=200分(3時間程度)となります。

SPFは数値が高いとそれだけ肌が乾燥し、
肌に負担をかけるといわれています。

UVBは直接日光に当たることを避けることである程度防げます。

どのくらいの時間 屋外にいて日光に当たるのかを考えて、
必要な商品を選ぶようにしましょう。

【PA】

PFが数値で示されるのに対して、
PAは正確な評価法が確立されていません。

PA+は「効果がある」という意味で、

紫外線(UVA)によって生じる色素沈着に着目し、
色素沈着を起こすまでの時間を
平均的な肌色の場合には測定法上
2倍から4倍程度に延ばすことができるものとされています。

PA++は「かなり効果がある」
PA+++は「非常に効果がある」
PA++++は「極めて高い効果がある」

となります。

UV-Aは、雲やガラスをすり抜けやすい特徴があります。

天候や場所にかかわらず対策が必要となりますが、
日常の生活であれば「PA+~++」くらいのもので問題ないとされています。

日焼け止め効果のあるものを重ねて塗ったら効果も高い?

最近では、日焼け止め商品だけでなく、
下地クリームやファンデーションにも
日焼け止め効果のあるものが増えてきましたよね。

さて、これらのものを重ねて塗ったら、効果も高くなるのでしょうか?

答えは No です。

肌に日焼け止めを塗り重ねた場合、
最も高い日焼け止め効果のある数値になるだけであって、

決してプラスになるわけではありません。

たとえば、

SPF30の日焼け止め + SPF15の下地クリーム ⇒ SPF30 の効果

となります。

まとめ

日焼け止めはSPFやPAの数値だけでなく、
塗り方もとても大切になります。

うっすらとして塗らないと効果は半減です。

商品に記載されている適切な使用量を守って使いましょう。

また、汗などで簡単に落ちてしまうので、
2~3時間おきに塗りなおしが必要です。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする