れんこんは、調理によって歯ごたえが違って、
しゃきしゃき感やねっとり感が楽しめる食材ですよね。
輪切りにすると穴があって、
不思議な形状をしているれんこんですが、
この穴があることで、
「先の見通しがよい」という縁起の良い食材でもあります。
縁起がよいという意味で
お正月によく用いられますが、
れんこんの旬っていつなんでしょうか?
れんこんの旬はいつ?
れんこんはほぼ通年で出荷されている野菜ですが、
新れんこんとして出回るのは秋口です。
早いものは8月ごろから出回りますが、
通常は9月~10月に収穫が始まります。
そして、お正月のおせち料理で需要がもっとも多くなります。
秋口に出荷される新れんこんは、柔らかくあっさりしています。
アクが少ないので、
薄切りにしたものをさっっとゆでて
マリネやサラダなどにするのがオススメです。
晩秋から冬のれんこんは粘りがあり、甘みが増しています。
しっかりと火を通した煮物やきんぴらにするのがオススメです。
おいしいれんこんの選び方は?
おいしいれんこんの選びのポイントは
◎太くて丸いもの
ふっくらとした形で
太くて丸いものが良品です。
◎重たくてずっしりしたもの
ずっしりとした重みを感じるものが
水分を保っていておいしいれんこんです。
◎表面にツヤがあるもの
れんこんは古くなると乾燥してツヤがなくなります。
また、部分的に茶色いしみのようなものがあるものも
古くなってきている可能性が高いので避けましょう。
不自然に白いものは漂白されている可能性があるので、
そういったものも避けた方がよいでしょう。
◎穴のサイズが小さいもの
切ってあり、穴が確認できるものは
穴のサイズが小さく、それぞれが均等になっているものが良品です。
また、切り口が黒ずんでいるようなものは
古くなっている可能性が高いので避けましょう。
れんこんの保存方法は?
両端が閉じているものは、新聞紙などをぬらして包み、
ビニール袋などに入れて冷蔵庫で保存します。
保存期間はだいたい1週間くらいが目安です。
泥がついているものは、
泥を落とさないで保存するほうが長持ちします。
切られたものは、変色してくるので
ぴったりとラップで包み、できるだけ空気に触れないようにして、
冷蔵庫で保存します。
保存はせいぜい2日程度で、早めに使い切るようにします。
切り口が変色してしまった場合は、
薄く切り落として使いましょう。
また、れんこんを水につけて保存する方法もあります。
タッパーなど密封できる容器にいれて、
水をれんこんがしっかりと浸かるまで入れて、
蓋をして冷蔵庫で保存します。
水を1~2日に一度取り替えることで
2~3週間ほど保存できます。
ただし、ビタミンCが水に溶け出してしまうのが難点です。
※秋口に出回る新れんこんは同じように保存しても
日持ちしません。
できるだけ早く食べるようにしましょう。
まとめ
なかなか主役になることは少ないれんこんですが、
副菜としては、かなりいい役をしてくれる食材ですよね。
おいしいれんこんを選んで、
食卓を豊かにしてくれる脇役として、調理したいものです。