秋になるといろいろな種類が登場するさつまいも。
お料理にしても、スイーツにしても、
おいしくて、ついつい食べ過ぎてしまうことも・・・。
でも、いろいろな種類がありすぎて、
買うときに迷いませんか?
お好みはねっとり系ですか?ホクホク系ですか?
さつまいもの種類ってどのくらいあるの?
お店に出回っている主なさつまいもは、
20種類以上もあります。
最近では、中が紫色のさつまいももよく見かけるようになりました。
さつまいも中で、もっともよく流通している品種は
「高系14号」という品種です。
日本で流通しているさつまいもの約60%はこの品種なんです。
といっても聞いたことないという人も多いと思います。
というのは、違う名前で売られているから。
有名なところでは、「鳴門金時」や「五郎島金時」も
この「高系14号」から選抜されたものなんです。
そういうわけで、
いろいろな名前のさつまいもがあるけれど、
もともとは「高系14号」である可能性が高いというわけです。
さつまいもの種類とその特徴は?
いろいろな種類があるさつまいもですが、
7種類の有名どころをご紹介します。
●高系14号
中部以西から西日本で多く作られている品種です。
各地でさらに選抜や改良され、
オリジナル品種として流通しているものがたくさんあります。
糖度が高く、加熱すると黄色くホクホクした甘い芋になります。
●鳴門金時
徳島県の特産で、高系14号をもとに改良された品種です。
加熱すると黄色くホクホクした甘い芋に仕上がります。
●宮崎紅
高系14号から更に選抜育成された品種です。
焼くなど加熱するとホクホクとした食感で、
糖度も高く、甘くおいしい芋になります。
●紅あずま
関東で人気の品種です。
繊維質が少なく、蒸したり焼いたりすると
ホクホクとねっとりの中間タイプのさつまいもです。
焼き芋にすると 果肉の部分が濃い黄色になり、
見た目がとてもおいしそうです。
甘みもあって、実際おいしいです。
●紅こがね
紅あずまから品質が優良なものを選抜したもの
紅あずまの特徴を受けついでいますが、
タイプとしはホクホク系です。
焼き芋にすると、香ばしい香りと自然な甘みが口に広がります。
●安納芋
種子島の特産で、水分の多い品種です。
加熱するとクリームのようにねっとりした食感になります。
生の状態でも16度前後ととても糖度が高いのですが、
これを焼き芋のようにじっくりと時間をかけて焼くと
糖度が40度前後にもなり、つよい甘みがでます。
●紅はるか
食味と外観に優れた新しい品種です。(2010年3月に品種登録)
高い糖度をもち、
焼いたときの甘さは、安納芋と比較されるほどです。
強い甘さがあるものの、後味はすっきり感じられ
上品な甘みといえます。
加熱するとしっとりとした食感になります。
おいしいさつまいもの選び方は?
さつまいもは、
皮の色が均一で、張り、ツヤがあるものがよいさつまいもです。
表皮にでこぼこや傷、しわがあるものは
避けた方がよいでしょう。
また、表皮の一部が黒く変色しているものは、
古いものが多いため、避けましょう。
太さは品種によりいろいろありますが、
見た目がふっくらとしたものがおすすめです。
糖度が高いものは切り口にアメ色のみつが染み出てくるので、
黒いみつの跡があるものは良いでしょう。
まとめ
さつまいもはとにかく種類がたくさんあります。
知らない名前のさつまいもに出会ったら、
とりあえず、一度は調理してみましょう。
自分の口にあったさつまいもがみつかるかも知れません。