しそは古くから薬としても使われていただけあって、
いろいろな効果が期待できる食品です。
しかも、しそだけを食事で摂ろうと思ったら、
薬味くらいしか思い浮かびませんが、
ジュースにしたら、たっぷり摂ることができますよね。
しそジュースにはどんな効果があるの?
しそには、赤しそと青しそがありますよね。
青しそは栄養価が高く、赤しそは薬効が高いと言われますが、
栄養成分に大きな違いはありません。
青しその方が風味は高いのですが、
砂糖やクエン酸との相性が良いのは赤しそなので、
しそジュースには赤しそを使うのが一般的です。
さて、体にいいといわれるしそですが、
具体的にはどんな効果があるのでしょうか?
1.アレルギー予防効果
しそに含まれる不飽和脂肪酸(α-リノレン酸)には
アレルギーを引き起こす原因物質の増加を抑制する効果があります。
また、しそに含まれるルテオリンという成分が
アレルギー症状を緩和する効果があります。
2.血液さらさら効果
しそに含まれる不飽和脂肪酸(α-リノレン酸)には
血液中の中性脂肪を下げ、血液をサラサラにする効果があります。
3.食欲増進効果
しそに含まれるペリルアルデヒドという成分に
胃液の分泌を高め、消化を促進する効果があります。
4.疲労回復効果
しそに含まれるビタミンB1には疲労を回復させる効果があります。
また、カルシウムも豊富に含まれるので、精神を落ち着かせる働きがあり、
ストレスを和らげてくれる効果も期待できます。
5.免疫力を高める効果
しそに含まれるβ-カロテンは体内でビタミンAとして
皮膚や粘膜を丈夫にする働きがあります。
ウィルスから体を守ってくれる皮膚や粘膜を丈夫になると
体の免疫力自体が高まります。
このように栄養価が高く、疲労回復や食欲増進効果があるしそ。
一日一杯のしそジュースで夏バテ知らずとも言われています。
簡単!濃縮しそジュースの作り方と保存方法
しそジュースにはいろいろなレシピがありますが、
ここでは濃縮しそジュースをご紹介します。
青しその香りを取り入れるために、混合がオススメです。
ただし、少し色が悪くなります。
すっごくキレイなルビー色のジュースが作りたい!という方は、
赤しそのみで作ってください。
◎材料◎
しそ:350g(赤しそ+青しそ)
(色と香りの兼ね合いです。比率はお好みで。)
水:2リットル
砂糖:700g~1kg
クエン酸:25g
◎作り方◎
1.収穫したしそをキレイに水洗いする
2.沸騰したお湯にしそをいれ、アクを取りながら10分程度煮出す
3.しそを取り出す
4.ガーゼや布巾などで漉す(やけどに注意!)
5.砂糖を入れ、弱火で溶かす
6.火を止めてクエン酸を入れる
7.自然に冷ましてから、煮沸消毒したビンに詰める
◎保存方法◎
冷蔵保存で大丈夫です。
半年くらいはおいしくいただけます。
それ以上になると、風味が落ちてしまうので、
冷凍保存がオススメです。
しそジュースのおいしい飲み方
濃縮しそジュースはミネラルウォーターや
無糖の炭酸水などで好みの濃さに割って飲むのがオススメです。
甘酸っぱい味としその香りが楽しめます。
濃い味を楽しみたいときは、
氷を入れるだけのオンザロックにしても。
ヨーグルトやアイスにもよくあいます。
赤い色が見た目にもきれいです。
また、夏場にはしそジュースを使ったゼリーや
シャーベットもオススメです。
まとめ
簡単に作れて、体にもいいしそジュース。
梅雨の時期が過ぎたころにはお店にも出回るので、
今年は自家製しそジュースにチャレンジはいかがですか?