この前、子どもと公園で遊んでいたら、
風船が木にひっかかっていました。
木に引っかかった風船を
とろうとしている子どもたちがいました。
ちょっと高いところに引っかかっていたので、
ボールやブーメランなんかを投げて、
かなり頑張っていました。
30分は格闘してたんじゃないかな。
で、うまく引っかかってる枝にボールがあたって、
風船が取れたんだけど、
そのまま、上へ上へと飛んでいってしまったんです。
ああーー。とそれを見ていた全員が
空を見上げて、飛んでいく風船を見つめていました。
私と子どもは見ていただけなんだけど、
子どもが「あの風船どこまでいくやろ。」とぽつり。
そういえば、空に飛ばしてしまった風船って、
その後どうなるんだろう?
風船は飛んだ後はどうなるの?
ヘリウムガスが入った風船は、
うっかり手を話してしまうと、空へと飛んでいってしまいますよね。
ここで問題です。
その風船は、その後どうなるでしょうか?
3択です。
1.しぼんで地上に落ちてくる。
2.どこかで割れてしまう。
3.宇宙のはてまでいってしまう。
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答えは1と2が正解です。
まず1.しぼんで地上に落ちてくる。
いろいろな気候条件によって変わってくるようですが、
多くはしぼんでしまって、落ちてくるようです。
というのも、風船には細かな穴があいていて、
そこからガスが少しずつ漏れ出してしまうそうなんです。
なので、ガスが漏れるとともに
しぼんでしまって地上に落ちてくるというわけです。
2.どこかで割れてしまう。
これは次で説明しようと思います。
風船はどこまで飛ぶことができるの?
風がなく、風船が上へ上へと上った場合、
風船は、計算上では
地上8km くらいまでは昇ることがでいるといわれています。
8km というとエベレストと同じくらいの高さ!
結構すごいと思いませんか?
ただ、そこまでいくと、気温がマイナス30度~マイナス40度くらいになるので、
風船は凍り付いて、空中で割れてしまうということです。
まぁ、風に流されたり、
雲の中に入ってしまうと、水滴がついて重くなり、
地上に落ちてきてしまうので、
雲より上にあがるということはかなり難しいようです。
風船が宇宙まで飛べるって本当?
テレビで風船を使った宇宙撮影をやっていたことがあるそうなので、
見たことがある人もいるかも知れませんね。
私は、今回風船のことを調べていて、初めて知りました。
『スペースバルーン』などと呼ばれているようです。
普通の風船では、そんなことはできないのだけど、
いろいろ考える人がいるんですね。
強度を増した専用の風船を使って、
高度20~30kmまで飛ばすことができるんだそうですよ。
日本では飛ばせる場所が少なく、
航空法などもあって、なかなか飛ばすことは難しいようです。
それでもスペースバルーンのプロジェクトを立ち上げて
成功させたこんな事例もあります。
撮影となると、風船の問題だけじゃなくて、
カメラの問題もでてくるんですよね。
まとめ
風船って、結婚式などでぱぁーっと飛ばすこともありますよね。
色とりどりの風船が、空高く飛んでいくのは、
とっても華やかなんだけど、
あれも、最後はしぼんで地上に落ちてくるのかと思うと、
ゴミ問題に発展しそうだなと
ちょっと夢のないことを考えるようになってしまいました。