わが子は小さいころはなすが嫌いでした。
でも、夏の野菜収穫体験に行って、
取れたてなすを食べてからなす好きに。
取れたてのなすは、苦味がほとんどなくて、
実が柔らかくておいしかったです。
その経験で なす=おいしい とインプットされたようで、
今では「なす大好き。」とか言って、パクパク食べてくれます。
でも、なすってあくが強いとも聞くし、
子どもがたくさん食べても大丈夫かしら?
とちょっと不安に・・・。
なすのあくは強い?あくの原因は?
なすにはいろいろな品種ががありますが、
ほとんどのなすがあくが強いといわれています。
あくが少ない品種としては、『水なす』や『白なす』があります。
また、時期によってもあくの強さは変わってきます。
なすは夏が旬の野菜で、6月~8月ごろのなすは
どの品種も比較的あくが少ないですが、
秋なすといわれる 8月~9月ごろのなすは、
あくが強いといわれています。
なすを切って、そのまま放置しておくと、
白かった部分が、茶色く変色しているのを見たことありませんか?
また、なすが苦いなと感じたことはないでしょうか。
実は、なすが変色するのも、苦味を感じるのもあくが原因です。
このあくはクロロゲン酸が主な成分で、ポリフェノールの仲間なんです。
なすのあくは赤ちゃんが食べても大丈夫?
なすのあくは ポリフェノールの仲間です。
ポリフェノールといえば、赤ワインで有名ですよね。
なすのあくは、赤ワインの渋みと同じもので、
決して、体に悪いものではありません。
赤ちゃんも離乳食初期(生後5ヶ月~6ヶ月ごろ)から
食べても大丈夫といわれています。(ただし、皮や種は取り除きます。)
赤ちゃんになすを食べさせるときは、
しっかりあく抜きをしましょう。
赤ちゃんだけではありませんが、
子どもは苦味のあるものは苦手というか嫌いですよね。
いろいろな食材を食べて欲しいと思っても、
なす=苦い=キライ
となるともったいないので、
ここはしっかりあく抜きしましょう。
なすの上手なあく抜きの方法は?
なすのあく抜きには次の3つの方法があります。
・水にさらしてあく抜きをする
この方法が一番簡単で手間なしです。
きったなすを水にさらします。
長くさらすと風味が落ちてしまうので、
さらす時間は10分が目安。
タイマーをかけるなどして、さらしすぎないように注意します。
・塩水にさらしてあく抜きをする
塩水は水よりあくが早くでます。
なので、塩水の場合は、5分を目安にします。
塩水にさらすと、油の吸収を抑えてくれます。
素揚げや炒め物にするときに、カロリーを抑える効果も期待できるようです。
・塩をふりかけてあく抜きをする
切り口に直接 塩をふりかけます。
塩をふりかけてしばらく置くと、色のついた水が出てきます。
それをキッチンペーパーなどでふき取って調理します。
置く時間は切ったなすの大きさにもよりますが、
大きめのもので5分程度、小さい(薄い)ものは2,3分が目安です。
火の通りと水分の吸収が良くなるので、
パスタ料理に適しているといわれています。
どの方法にしても、
調理前に、しっかりなすの水分をとるのが
なす料理をおいしくするポイントとなります。
まとめ
なすのあくは体に悪いものではないとわかって、一安心です。
子どもと一緒に収穫したなすは、
夏真っ盛りの時期だったので、
あくも少なく、子どもが食べるのにちょうど良かったんだなと思います。
これからも、いろいろななす料理にチャレンジしたいので、
調理法にあったあく抜きを覚えて、
おいしいなす料理をつくっていきたいです。