体によい飲み物はいろいろありますよね。
ミネラルウォーターやスムージーなんかもそうですが、
炭酸水もそのひとつですよね。
最近では、テレビでも話題になっているので、
ご存知の方も多いのではないでしょうか。
炭酸水って本当に体にいいの?効果は?
炭酸が入った飲料水はいろいろありますが、
炭酸水は基本的に ブドウ糖や砂糖が入っておらず、
水と二酸化炭素のみで作られているもののことです。
さて、炭酸水の効果ですが、
◎血行促進
炭酸水に含まれる二酸化炭素は、皮膚に触れると、
体の中に吸収されて血管に入っていきます。
すると、体は血管内の二酸化炭素濃度が上がったことで酸欠と判断します。
その結果、酸素を取り込むべく血管を拡げるため、血行がよくなります。
◎疲労回復
炭酸水の血行促進効果により、疲労回復にも効果があります。
また、疲労物質である乳酸を中和する効果があり、
疲労回復につながります。
◎整腸効果
胃や腸などの消化器官のぜんどう運動が盛んになって
便秘や熱中症などの予防や、
胃が活発に動くことによる食欲増進などの効果が期待できます。
炭酸水を飲むとしたらいつ?どんなふうに?
炭酸水は体に様々な効果をもたらすと考えられていますが、
いつどのようなタイミングで飲むと良いのでしょうか。
疲労回復が目的の場合は
入浴中に飲むのが最適といわれています。
湯船につかり体を温めているさなかに飲むことにより
血流をさらに向上させる効果があります。
体のすみずみまで温まった血が流れることにより
汗をかく量も増えます。
水分補給も兼ねて飲むと良いでしょう。
暑い中なので冷たい炭酸水が欲しくなるのですが、
冷えすぎたものは内臓に負担をかけてしまいますので、
程よく冷やした程度の炭酸水にしておきましょう。
食欲増進が目的の場合は、
食前に飲むのが最適といわれています。
食前に少量100~150ml程度を飲むと
蠕動(ぜんどう)運動が盛んになり食欲が増します。
ダイエットが目的の場合
炭酸水は、その発砲により胃が膨張し食事量が減り、
ダイエットにつながると考えられています。
この場合、やはり食前に飲むのが最適です。
ただし、前述したように少量だと
蠕動(ぜんどう)運動が盛んになり
反対に食欲が増してしまいます。
ダイエットを目的とするならば、
500ml程度の量を飲む必要があるといわれています。
炭酸水の飲む以外の効果は?
◆掃除効果
炭酸水はお掃除に活用できます。
炭酸ガスの気泡によって汚れを吸着させる効果があります。
炭酸ガスは油などの汚れを核として気泡となって、
汚れと一緒に浮き上がります。
キッチンやお風呂、トイレ汚れなどにも効果があります。
飲み残した炭酸水があれば、霧吹きに入れて、
アチコチお掃除に活用してみてください。
◆炭酸の入浴効果
普通のお湯に比べ、血行促進効果があるといわれています。
水に溶けた二酸化炭素が毛細血管まで届き、
老廃物である二酸化炭素を押し流そうとし、
そのため血流が良くなると考えられています。
38度ほどのぬるめのお湯で20~30分程長く入るとより効果が期待できます。
炭酸浴には、傷んだタンパクを修復する効果もあるといわれています。
◆炭酸の料理効果
炭酸水は飲むだけではなく料理に使うと
美味しさがアップするという効果も。
炭酸水を入れると野菜類、特にニンジン、大根などの根菜類は
早くやわらなくなる効果があります。
お肉の塊を煮る時に、水ではなく炭酸水を使うことで、
お肉が柔らかくなり、時間短縮にもなります。
また、魚に使うとぬめり、臭みもとれ、
煮込めば味も染み込みやすいです。
まとめ
夏になると炭酸水がおいしく感じますよね。
無性に飲みたくなることもあるのではないでしょうか。
炭酸水には疲労回復効果があるので、
体が自然に求めているのかも知れませんね。
飲む以外にもさまざまな効果がある炭酸水。
生活の中に取り入れて、損はなさそうです。