子どものころは、
お歳暮やお中元で荷物が届くと、
何がきたのかなぁとちょっとわくわくしました。
でも、大人になって、
お歳暮やお中元を贈るとなると
お歳暮とお中元はどう違うんだろう?
これは相手に失礼にあたらないかなと
いろいろと頭を悩ませることになってます。
お歳暮とお中元の違いは?
お歳暮もお中元もどちらも、
日ごろお世話になっている方々へ感謝の気持を表すものです。
時期的な違いから
◆お中元・・・半年間の感謝と相手の健康を願う
◆お歳暮・・・一年間の最後を締めくくるご挨拶と感謝を伝えるとともに
翌年への引き続きのお付き合いを願う
という意味合いが強くなります。
お歳暮は、一年の締めくくりであるため、
お中元よりも重視される傾向にあります。
どちらか一方贈る場合はお歳暮にしたり、
両方とも贈る場合はお中元よりもお歳暮の方が品物の値段を
やや高めにすることが一般的となっています。
お中元・お歳暮を贈る時期には、
ある一定の期限があり、地域によって異なります。
一般的には下記のようになります。
東日本
お中元:7月1日~7月15日
お歳暮:12月1日~12月31日
西日本
お中元:7月15日~8月15日
お歳暮:12月13日~12月31日
これは、新暦で考えるか
旧暦で考えるかの違いからきたものですが、
最近では、デパートなどでは地方関係なく、
7月の中頃までに贈るのが一般的になってきています。
ちなみに時期というのは、
相手の方へ届く日を指します。
贈る品物としては、
お中元は暑い夏の贈り物ですので、
清涼感を味わっていただけるビールや冷菓、
スタミナをつけたり、体調を整えたりすることにも役立つ、
お肉やフルーツなどを贈る方が多くなっています。
お歳暮は寒い冬に、暖かいご家庭でゆっくり味わっていただける、
日本酒やワインといった酒類、
ハムなどの加工食品や鍋料理の具材などが好まれる傾向にあります。
お歳暮とお中元で注意する点は?
お歳暮もお中元もどちらも、日ごろお世話になっている方々へ
感謝の気持を表すものという点においては違いはないのですが、
注意すべき点があります。
まず、お中元やお歳暮を一度限りで贈るのは、
相手の方に対して失礼にあたります。
一度限りで贈る場合は、表書きを「お礼」として贈りましょう。
また、年に一度だけ感謝の気持ちを贈りたい場合、
つまり、お中元とお歳暮のどちらかだけにする場合は、
お中元ではなく、お歳暮にしましょう。
先に書いたように、
お歳暮には一年の締めくくりという意味があり、
お中元より重要視される傾向にあるからです。
贈る品物の注意点としては、
マットやスリッパ、靴下などは、
「踏みつける」を連想するので失礼にあたるとされています。
また、刃物やハサミ等は、
「切れる」「縁を断ち切る」が連想されまず。
相手からのリクエストされた等
特別な事情がない限りは避けるようにしましょう。
お歳暮とお中元での相場は?
毎年のことで、人数が多くなると
気になるのが相場ですよね。
お歳暮やお中元で、
いくらすればよいという決まりはありませんが、
一般的な相場としては、3,000円~5,000円程度となります。
ただし、お世話になった度合いによって金額を変えるのが主流です。
友人知人や親戚などであれば3,000円。
会社の上司であれば5,000円。
特別お世話になった人であれば5000円~10,000円程度といった感じです。
また、お歳暮には「来年もよろしくお願いします」という意味もあるので、
お中元よりも2~3割程度金額を高めに設定するのが一般的になっています。
まとめ
相手に感謝の気持ちを表すための
お中元とお歳暮ですが、毎年にこととなると、
つい形式的になってしまいますよね。
でも、写真を同封したり、言葉を添えたり
できる範囲で、感謝の気持ちを伝えられたら、
ぐっとお中元やお歳暮の意味が深くなりますよ。