ポインセチアが赤いのは?なぜクリスマスに使われるの?赤くするには?

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クリスマスが近くなると、
真っ赤なポインセチアがお店などに並びますね。

赤と緑のコントラストがとても美しく、
すっかりクリスマスを代表する花となった
ポインセチアですが、

ポインセチアが赤いのには理由があるんです。

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ポインセチアが赤いのはなぜ?

ポインセチアはあの赤と緑のコントラストが印象的ですよね。

でも、実はあの赤の部分は花ではありません。

ポインセチアの花は、
中心のちょっと黄色いつぶつぶしたところです。

赤い部分は苞(ほう)といって
葉が変化したものです。

さて、この苞が赤いのは、
受粉を助けてくれる虫などを呼び寄せるためなのです。

花がとても小さいので、
苞を赤くすることで受粉をしやすくしているわけです。

実際に、赤い部分を取り除くと
虫が集まらないという実験もされています。

ポインセチアがクリスマスに使われるのはなぜ?

赤と緑のコントラストからも、
クリスマスにピッタリなイメージですが、
クリスマスに使われるには、それ以外にも理由があります。

ポインセチアの原産地はメキシコで、
メキシコでは、「ノーチェ・ブエナ」と呼ばれています。

これは『聖夜』という意味があります。

ポインセチアの葉の形が
クリスマスの星の形に似ていてることから、

メキシコに住む信者たちが
クリスマスにポインセチアを飾っていたといわれています。

もちろん、クリスマスに欠かせない
赤と緑も大きな理由です。

赤や緑はクリスマスカラーと呼ばれていて、

赤はキリストの血
緑は永遠の命や愛

をあらわしています。

クリスマスの時期に
クリスマスカラーをもつ植物として、
ポインセチアが重宝されるのも納得です。


次の年もポインセチアを赤くする方法は?

クリスマスには欠かせなくなったポインセチアですが、
次の年にも赤くしようと思うと、
ちょっと工夫が必要になります。
(工夫というより根性?)

ポインセチアの赤いのは苞の部分ですが、

ポインセチアは花芽が出ることによって
苞が色づく性質があります。

ところが、ポインセチアは短日植物といって、

1日の夜の長さが12時間以上の状態が
1ヶ月~2ヶ月続かないと花芽がつきません。

日本では、11月になれば夜も長くなるので、
ちょうどよいと思うのですが、
ちょっと問題があります。

メキシコ産のポインセチアは、
そのころに外に出しっぱなしにすると、
寒さでダメになってしまう可能性が高いのです。

そのため、10月ごろには部屋の中に入れてやる必要があります。

そうすると、蛍光灯にあたることで、
夜の時間が足りず花芽がつかない、
つまり赤くならない・・・ということに。

そこで、必要なのが、

・ポインセチアの鉢がすっぽりはいる段ボール
・黒いビニール袋

です。

夕方5じくらいから翌朝8時くらいまで鉢を段ボールに入れ、
その上に黒いビニールをかぶせてて暗くします。

人工的に暗い状態を作るわけですね。

朝になったら外に出して、光にあてます。

これを毎日繰り返し、1~1ヶ月半くらい続けると、
花芽ができてだんだん苞が赤く色づいてきます。

いったん色がつけば、この面倒な操作はしなくても大丈夫です。

まとめ

ポインセチアには
「祝福する」「聖なる願い」などの花言葉があります。

そういう意味でも、
クリスマスにピッタリですね。

クリスマスツリーはもちろんですが、
ポインセチアを飾るのロマンチックですね~。

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