春が近づいてくると、待ち遠しいのが桜の便りではないでしょうか。
少しずつピンク色に色づいている様が
なんとも幻想的です。
桜の開花は必ずと言っていいほど、
ニュースや天気予報で取り上げられる
ビッグイベントですよね。
桜の開花宣言とは?
桜の季節が近づくと、ニュースなどでも取り上げられる
全国の桜の開花予想ですが、
心待ちにしている方もいるのではないでしょうか?
桜は日本の暮らしに深く結びついているとともに、
気象現象の観測とも深いかかわりがあります。
そのため、気象庁が「さくらの開花予想」として、
毎年、数回にわたって報道発表を行っていました。
これが、いわゆる桜の開花宣言と言われています。
(気象庁では、開花宣言ではなく
「開花」とのみ言っているとのことですが・・・。)
ただ、気象庁が行っていたのは、2010年までで、
今は、民間事業者によって開花予想が行われるようになっています。
桜の開花の条件とは?どうやって決めているの?
現在は、民間事業者によって行われている開花予想ですが、
・ウェザーニューズ http://weathernews.jp/
・ウェザーマップ http://www.weathermap.co.jp/
・日本気象協会 http://www.tenki.jp/
・ライフビジネスウェザー http://www.lbw.co.jp/
・日本気象株式会社 http://n-kishou.com/corp/
の5業者が提供を行っています。
それぞれが独自の調査で開花予想を行っているため、
その条件は各社で異なっていますが、
基本的には、今までに気象庁が行ってきた予想と同じ手順で行われています。
今まで気象庁が行ってきた開花予想は
全国にある観測地点で定めた「標準木」(主にソメイヨシノ)の状態を見て、
その木に5、6輪花が咲けば「開花」と発表していました。
それとともに、過去の開花日や平均気温、
その年の気温の状況などのデータなどと照らし合わせて
開花予想が行われていました。
開花宣言から満開になるまでの期間はどのくらい?
桜の開花で一番気になるのが、”見ごろ”ですよね。
開花宣言があってから、どのくらいで満開になるのか?
気象庁によると開花から満開(80%以上が咲いた状態)までの日数は
沖縄・奄美地方で約16日
九州から東海・関東地方では約7日
北陸・東北地方では約5日
北海道地方では約4日
と北上するほど短くなる傾向にあるとされています。
とはいうものの、開花してからの気温や天候にもかなり左右されますよね。
開花してからの気温に注意して、
気温の高い日が続けば、満開までの日数は短くなりますし、
気温の低い日が続けば、満開までの日数は長くなることになります。
ちなみに、桜の見ごろは満開になってから1週間といわれています。
ただ、これも天候に大きく左右されることになります。
このはかなさが、桜の魅力なのですが、
満開になってから、お花見の予定を立てたのでは遅いということになりかねません。
せっかくなので、見ごろにお花見をしたい!と思うところですが、
お天気次第の桜なので、お花見の予定はちょっと早めが無難です。
まとめ
現在の桜の開花予想は
あくまでも全国規模で行われるものです。
お花見する場所やイベントが決まっているなら、
その地域の観光協会やイベントサイトなどで
確認してみるという方法がオススメですよ。
自分で見て、開花予想してみるのも面白いかもです。