お彼岸とはいつ?どんな意味があるの?なぜお墓参りをするの?

higanbana

お彼岸にはお墓参りをするという方は多いのではないでしょうか。

お彼岸という言葉自体はよく耳にしていても、
案外その意味をしらない人は多いのかも知れません。

ここでは、

1.お彼岸とはいつ?どんな意味があるの?
2.なぜお彼岸に墓参りをするの?
3.お彼岸にお祝い事をしてはいけないの?

の流れで解説しています。

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お彼岸とはいつ?どんな意味があるの?

お彼岸は暦の上での雑節にあたります。

※雑節とは、五節句・二十四節気以外の、季節の移り変わりの目安となる日の総称です。

お彼岸は春と秋の年に2回あります。

◎春のお彼岸
春分の日を真ん中として、前後3日間の計7日間。

◎秋のお彼岸
秋分の日を真ん中として、前後3日間の計7日間。

具体的に見ていくと

2015年は秋分の日が9月23日なので、

9月20日~9月26日までがお彼岸となります。

そして
お彼岸の最初の日(9月20日)を彼岸入り
お彼岸の最後の日(9月26日)を彼岸明け

といいます。

『彼岸』 という言葉は仏教用語で
生死の海を渡って到達する悟りの世界のことをさします。

ちなみに
私たちがいる迷いや煩悩に満ちた世界を『此岸(しがん)』といいます。

なぜお彼岸に墓参りをするの?

お彼岸にお墓参りをするという人は多いと思います。

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なぜ、この時期にお墓参りをするかというと、
太陽と関係があります。

春分の日と秋分の日は太陽が真東から昇って真西に沈み
昼と夜の長さがほぼ同じになる日です。

先に説明しました、

生死の海を渡って到達する悟りの世界(彼岸)は西に
迷いや煩悩に満ちた世界(此岸)は東にあるとされています。

太陽が真東から昇って真西に沈む春分の日と秋分の日は、
彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考えられており、
先祖供養をするようになったといわれています。

春分と秋分は、農耕と言う観点から眺めると、

 春分:種苗の時期
 秋分:収穫の時期

にあたり、作物を育てる太陽と自分たちを守る祖先神への
信仰と言う土着の信仰が仏教が伝わる前からあり、
春分には豊穣を祈り、秋分には収穫に感謝して供え物をしたことが原型とも考えられます。

お彼岸にお祝い事をしてはいけないの?

お彼岸というとお墓参りというイメージが強いせいか、
お祝い事は避けた方が良いといわれることがありますが、

仏教の教えのなかで、やってはいけないと明確にしめしてあるものはありません。

ただし、仏事を重んじる家庭では、
仏様の供養が最優先という考えから、
この時期にお祝い事を避けるといわれるようです。

特に、結婚式など、招待客への配慮が必要なことは避けたほうがよいとされています。

まとめ

お彼岸があの世とこの世ががもっとも通じやすくなる時期だと思うと、
大きなときの流れを感じます。

先祖の誰かがかけても、今の自分は居ないんですものね。
もっと感謝の意を持って墓参りをしようと思います。

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