浅草寺のほおずき市とは?2015年は?ほおずき以外は売ってないの?

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毎年、浅草寺で行われるほおずき市は多くの参拝客でにぎわいます。

江戸の夏の風物詩といわれる「ほおずき市」ですが、
なぜ、ほおずき市がはじまったのでしょうか?

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浅草寺のほおずき市とは?

毎年7月9日と10日に浅草の浅草寺境内に
ほおずきを売るお店が約120も並ぶ催しです。

風鈴の涼しげな音色、ほおずきの鮮やかな朱色、
そして色とりどりの浴衣姿でそぞろ歩きを楽しむ人々でにぎわいます。

ほおずき市は、観音信仰と深い関連があります。
古来より、観音様とご縁がある日(「縁日」)は毎月18日とされ、
縁日に参拝すると大きな高徳があると受け継がれてきました。

さらに、室町時代以降には、
「欲日(功徳日)」という縁日が新たに加わります。

中でも、7月10日の大功徳日は「四万六千日」と呼ばれ、
1日のお参りで46,000日分のご利益があるとされました。

この10日を待って一番乗りで参拝したいという民衆の思いから、
前日の9日より人出があって、7月9・10日の両日が
四万六千日のご縁日と受け止められるようになりました。

「ほおずき市」はこの「四万六千日」のご縁日にちなんで開かれます

そもそもほおずき市は、芝の愛宕(あたご)神社の縁日に始まり、

「ほおずきを水で鵜呑(うの)みにすると、大人は癪(しゃく)を切り、
子どもは虫の気を去る」

といわれるなど薬草として評判でした。

その愛宕神社の縁日は
観音さまの功徳日にならい四万六千日と呼んでいたのですが、

やがて「四万六千日ならば浅草寺が本家本元」と、
ほおずきの市が浅草寺境内にも立つようになり、
かえって愛宕神社をしのぎ盛大になったと伝えられています。

浅草寺のほおずき市 2015年の日程は?

<<場所>>
浅草寺

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東京都台東区浅草2-3-1

<<アクセス>>
東武スカイツリーライン:浅草駅より徒歩5分
東京メトロ銀座線:浅草駅より徒歩5分
つくばエクスプレス:浅草駅より徒歩5分
都営地下鉄浅草線:浅草駅A4出口より徒歩5分

<<日程>>
浅草寺のほおずき市は2015年も例年と同じように

7月9日~7月10日

で行われます。

ほおずき市は

午前8時ごろ~午後9時ごろまで行われます。

(本堂は午後6時~午後8時ごろ)

<<地図>>

浅草寺のほおずき市ではほおずき以外は売ってないの?

7月9日と10日の二日間、浅草寺の境内はほおずき屋が軒を連ねますが、
それ以外の露天も毎年100店舗くらい並び、威勢のよい掛け声が響きます。

「四万六千日」のご縁日にちなんで開かれるものなので境内はとてもにぎやかです。

ちなみに、浅草寺ではほおずき市が開催されている2日間のみ
授与される護符があるのでご紹介します。

「雷除(かみなりよけ)守」

江戸時代に赤トウモロコシを吊るしていた農家だけが落雷の被害に遭わなかったことから、
雷除けとして「赤いトウモロコシ」が売られるよになりました。
ところが、不作の年があり赤トウモロコシを売ることができなくなったときに
人々の要望で代わりに授与されるようになったのが「雷除」のお札です。

「黄札」(祈祷札)

黄色い紙に「聖観世音四万六千功徳日御祈祷牘・金龍山浅草寺」と刷られており、
四万六千日には浅草寺では参詣客からの祈祷申し込みを受け付けて、
終日祈祷が続けられます。
この時に祈願者に手渡されるのが、「黄札」です。

まとめ

古くから伝わる江戸の夏の風物詩「ほおずき市」

そして、この日にお参りすれば四万六千日ものご利益がある。

浅草寺の参拝でたくさんのご利益を受け取るとともに、
華やかなほおずき市を堪能してみてはいかがでしょうか。

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